Scansnap S1500 捨てるしかないと思ったが、なんとこんな簡単に治るとは…
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突然異音がして動かなくなった
ScanSnapは、郵便物等をスキャンして電子かし、保存管理ができる私にとってはなくてはならないもの。複数ページも一瞬にしてスキャンしてしまう。
SV600も所有しており、こちらは見開きの書籍もスキャンできる。補正処理のエッジ抽出などは、AIが動いているのではないかと思うくらいの動きあgみれる。
富士通研究所の得意そうな分野だがと思いつつ、研究所が関与してるかは、しらんけど。
それは突然、ギギギと異音を発して紙を読み込まなくなった。
物理的な変更、衝撃を与えたりは一切なかったのに突然このような状態になった。
取説にあるローラ周りを外してみても何が悪いかわからない。
FAQのページを見てもありきたりなことしか書いてない。
これはもう修理しかないなと
修理に出すよりは、ヤフオクで中古を
しかし、修理は見積だけをとっても数千円とられるし、送料、修理代を加えると、15,000円位になるのかなと。
それなら、ヤフオクでそれなりのものを落札したほうがお得かと、7,000円程度で落札
2台目も同じ状況に
しばらく順調に使っていたが、1年もしないうちに、同じ症状に。
ん-?これは。同じ症状になっている人がいるに違いないとほぼ半日ウエブを捜しまわていると『ある日突然、ガリガリと音がして、動かなくなった・・・』という記事を見つけた。
同じ現象だ。やったーと思いながら読んでいくと、Apparentry どうやら、フィードローラーと排出ローラの劣化が原因らしいということが読み取れた。
なるほど、自分のScanSnapも見てみると、このローラーが2つともボンドのように溶けている。
この最初に見つけたページが参考にした記事のURLを記載しており、そこから芋づる式に辿って、5,6サイトを見つけた。
サイトのURLはこのページの最後に。
👈まだ劣化してないローラー
劣化したローラー👉
2代目はほぼ元ゴムとはわからないくらい、溶けていた。
まるで、黄色いボンドを縫っているだけのような
分解修理して自力で直した人が何人かいた
結構皆さん、同じ現象で黒している人がいるようで、海外のYouTubeでもとりあげられているのがあった。
この危機の分解はかなり難しい分野に入るようで、各工程を写真でとり、説明をしているのはありがたい。
全パーツを並べて写真をとって番号を付けているものがかなり役にたった。
分解は全然自身がなかったが、これだけ多くの人が成功しているし、2台目もあるからトライしてみよう。
分解・ローラ交換に挑戦
と、WEBの記事と写真、また、自分でも写真を撮りながら分解を進めていった。
しかし、メーカーも分解手順を載せてくれればいいのになーと思いながら、下手に分解して動かなくなって対応するのを避けたのであろう。
確かに難しい。隠れた詰めをはがさなければいけないのでそれを写真を見ながら見つけなければいけない。
しかもどのくらい力をいれれば外れるのかもわからないので様子を見ながら外していく。
一番わからなかったのが、ローラーがついている軸を外すところで、記事を読み間違えてしばらく違うところをガリガリつついていた。
株は完全に外さなくても、ローラーが交換できそうなのでこちらを最初に処理した。
交換するローラはアマゾンで購入できるが、他の記事によるとこれを取り付けるのが一番大変らしい。
口コミを読んでいくとさらに情報が入る。
なんと、1mのシリコンチューブを購入し、それを切ったものだと無理なく簡単に装着できるるらしい。
しかもやすい、早く届く。
AliExpressで注文したものを即キャンセルして、こちらを注文した。
AliExpressで注文したものと同じもの👉
Amazonで注文したもの👉
口コミにたくさんのノウハウが見つかる
何とか分解は終わって、ローラーの装着は難なく終わり。
組み立てもまた、写真を見ながらやるのだが、分解したのにも関わらず、装着方法も試行錯誤して、一つ部品をどこに刺しなおすのかがわからなかったが、電子的に無関係と思われ、写真を参考に同じ位置にとりあえず刺しておいた。
アースも、どこにつけるのかが不明だったが無視して組み立てを続けた。
最後に、外側のプラスチック部分をはめこむのだが、いまいちしっくりこないが、とりあえず組み立ては終わり。
エラーがでて動かない
さて通電し、スキャンさせてみる。
ADF(自動紙送り装置:Auto Document Feeder)を閉じてください。とのエラーメッセージがでる。
他の記事にもあったが、なかの光学部分の取り付けが甘く、エラーがでたのがあったので、それかな。
分解しなおして組み立てなおしたら動くようになったという記事があったので、やってみるか。
今日はもう心身とも疲れたので夕飯にしよう。
しかし、こういうのは熱中してしまうもので、久々にご飯たべるのも忘れて没頭してしまった。
分解しないで直したという人を発見
分解、組み立てをしている途中で、交換ローラに切れ目を入れてはめ込むだけでも動くんじゃないか?と考えたりしたが、なんと同じことを考えている記事を見つけた。
2台目はこれでまずは試してみよう。だめなら分解だ。2回目だからうまくいくだろう。
と、2台目の溶けたローラーを綿棒とベンジンを使ってリムーブ。
途中でベンジンがなくなってしまったので試しに石鹸を綿棒付けてリムーブ作業。
この作業が一番大変でへたにボンドのように取れてしまっていたものだから時間かけて少しづつ取り除いた。
若干べたべたしていたほうが、あとで新しいものを装着したときにくっつきが良くなるだろう。
装着はあっけなかった。
切り込みを入れたものを板状に伸ばし、隙間から入れると勝手にくるりと回り込みきれいに装着できた。
問題はこのような中途半端な状態でちゃんとスキャンできるかだ。
なんと嘘のように蘇った
電源をいれUSBをつなぎ、A4のドキュメントを一枚、スキャンさせてみた。
反対側のローラに若干溶けたゴムが残っているようで、読み込ませた紙にゴムの筋がうっすらとついていた。
数枚、読み込ませるとそのゴムもとれたのでかその後は跡がつかなくなった。
固めの紙、数枚をまとめて読ませてみた。
旨く読めた。
ほかにもいくつか読み込ませたが、あの意味不明なガリガリ音がしていた状況と比べると、何事もなかったように復活している。
なんだか、このScanSnapが数年ぶりにあった息子のようにかわいくなって、思わず、よくやったとなでなでしてしまった。
記事によると、この処置後数千枚読み込んでも正常に動いているとのこと。
メーカーさんこれを放置しておくなんて罪だな。